2011年12月28日水曜日

円高効果:意味のない1人当たり名目GDP

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● 日本の1人当たり名目GDP




レコードチャイナ 配信日時:2011年12月28日 6時16分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=57346&type=0

1人当たり名目GDPで日本が過去最高額
世界14位に―中国メディア

 2011年12月26日、内閣府の発表で、2010年の日本の国民1人当たり名目GDP(国内総生産/ドル換算)が世界14位につけたことがわかった。
 2009年比で2つ順位を上げ、かつ過去最高額を記録した。
 人民日報の報道。

 経済協力開発機構(OECD)に加盟する34カ国のデータで、日本は前年上位のドイツやフランスを上回り、4万2983ドルだった。
 1位はルクセンブルクの10万5313ドル。
 米国が8位で4万6588ドル。
 中国は4430ドルだった。

 日本が順位を上げた背景には、円高によるドル換算額が上昇したことがある。
 なお、中国メディアは、同年の名目GDPでは日本が3位に後退し、かわって中国が2位につけたと補足している。




日経web 2011/12/26 20:00
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E0E4E2E1EA8DE0E4E3E0E0E2E3E39797E3E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000

日本の1人当たりGDP、ドル建てで過去最高に
2010年、円高効果でOECD14位



OECD諸国のドル建て1人当たり名目GDP:単位(ドル)
順位 国  名 金額
------------------------------------
1(1) ルクセンブルク 105,313
2(2) ノルウェー 84,473
3(3) ス イ ス 67,802
4(8) オーストラリア 56,395
5(4) デンマーク 56,255
8(9) 米  国 46,588
9(15) カ ナ ダ 46,236
14(16) 日  本 42,983
15(14) ド イ ツ 40,123
17(13) フランス 39,475
18(18) 英  国 36,158
19(19) イタリア 33,924
23(21) ギリシャ 26,631
26(27) 韓  国 20,757
34(34) メキシコ 9,556

注:()内は2009年の順位

 内閣府が26日発表した国民経済計算確報によると、2010年のドル換算の1人当たり名目国内総生産(GDP)は4万2983ドルとなった。
 09年より9%増え、過去最高を更新。経済協力開発機構(OECD)加盟国を対象とする国際順位は14位と、前年から2つ上がった。
 ただ1人当たりGDPは円高・ドル安で押し上げられた効果が大きく、長期間にわたるデフレや低成長で日本経済の「実力」は米国などに見劣りしている。

 1人当たりGDPは4年連続のプラスとなったが、その要因は「かなりの部分が円高」(内閣府)。
 10年の円相場は平均で1ドル=87円78銭で、09年平均から7%も円高が進んだ。

 内閣府によると、OECD加盟34カ国での日本の順位は前年の16位から2つ上昇。
 主要国では8位の米国、9位のカナダに次ぐ。ただ

 2000年と比較すると日本の1人当たりGDPは15%増えただけ。
 一貫して首位の座を守り続けるルクセンブルクはこの間、2.3倍に膨らみ、米国も33%伸びた。

 10年の世界全体のGDPに占める日本の割合は8.7%と、前年と変わらなかった。
 中国の割合は前年の7.7%から9.4%に拡大したが、人口要因が反映されない1人当たりGDPは4430ドルとなお日本の10分の1程度。
 OECD諸国で最低のメキシコ(9556ドル)と比べても半分以下にとどまった。

 円換算の1人当たりGDPは10年度に374万2千円と、前年度に比べて1%増加した。
 新興国向け輸出の拡大などで3年ぶりに増加に転じたが、リーマン・ショック前の07年度(400万8千円)より7%も低い。





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