2011年12月31日土曜日

タンス・金庫で年越し、84兆円

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● google画像から



 日本はもうずっと前からデフレである。
 デフレってなんだっていうと、学校でならったところによると、モノが溢れ、それに反してお金が少ない、ということであった。

 よって、デフレ対策の効果的方法
①.モノを減らすこと
②.お金を市中に回りやすくすること(使いやすくすること)
の2つになる。

 「モノを減らす」にはモノを作らなければいい。
 つまり経済成長をやめればいい。
 なにしろ、世の中モノが溢れている。
 そんな状態でさらにモノを買えといったって、「いらないよ」となる。
 ものが多いということが絶対に悪い。
 よって、モノを作らない。
 すなわち経済成長をやめる。
 これがデフレ対策の重要基本の一つ。

 次はお金を市中に供給すること。
 いくらお札を刷ったところで供給しても使わなければ無意味。
 ウインドウに札束の山を飾っておいたってどうしようもない。
 使ってくれなければ意味が無い。
 購買意欲がわかなければ買わない。
 買わないからデフレになる。
 買かわせるにはどうしたらいいか。
 預金金利を上げることが必要。
 元金が減らないようにして利子を供給すればいい。
 利子はアブク、つまり余録だから使おうという気になる。
 銀行利息は最低5%くらいにすればいい。
 そうすればお金が回っていく。
 これがデフレ対策の重要基本のもう一つ。

 つまり先進課題国にあってはお金とモノがあふれているので、ちょっとやそっとの対策ではデフレは治らない。
 先進国とは常にデフレになる傾向にある。
 近代経済学は先進国には通用しない。
 これをまず認識しないといけない。
 近代経済学とはクラシック経済学であることの確認から進まないといけない。
 それを怠っている経済学者が多すぎる。
 そしてエコノミックエンジニアリング(金融工学)などという矛盾用語に酔いしれているバカもいる。
 
 まず、先進国にあっては、経済成長をやめて、高金利政策をとること。
 高度経済成長の「」は高金利に振替え、
 低金利の「」を低経済成長に振替
ればいいことになる。
 簡単なこと。
 これが肝要。

 冗談ですか、それとも本気ですか。
 もちろん、冗本気です。
 

NHKニュース 2011年12月31日 4時13分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111231/t10014993891000.html

年越すお札 2年連続過去最高

 個人の財布や企業の金庫の中などで年を越すお札の総額は、2年連続で過去最高を更新し、今の超低金利の影響で、銀行には預けず、手もとにお金を置いておく人が増えているとみられています。

 日銀がまとめたお札の発行残高によりますと、個人の財布や企業の金庫の中などで年を越すお札の総額は、
 83兆9968億円
に上りました。
 年を越すお札の総額は、過去最高だった1年前よりさらに2%増え、2年連続で過去最高を更新しました。

 日銀は、さまざまな金利を引き下げるため、去年10月に事実上のゼロ金利政策に踏み切り、ことしも3回にわたって追加の金融緩和を行うなど市場への資金の供給を増やしてきました。
 こうしたなかで年を越すお札が増えていることについて、日銀は
 「超低金利が長期化するなか、預金をしても利子がほとんどつかないので、
 手もとにお金を置いたままにする人が増えているのだろう」
と話しています。







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