2011年12月16日金曜日

共産党員は宗教を信仰してはならない

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サーチナニュース  2011/12/16(金) 17:46
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1216&f=national_1216_202.shtml

共産党員は宗教を信仰してはならない…党中央幹部が表明

  中国共産党中央統一戦線工作部の朱維群常務副部長は同党の理論誌「求是」でこのほど、
 「共産党員は宗教を信仰してはならない」
とする論文を発表した。
 中国では宗教を信じる人が増加し、党員の“実質的信者”が増えている。
 中国新聞社が報じた。

  朱副部長は、
 「マルクス主義は弁証法的唯物論の世界観を持つ」
などと原則論を展開。
 マルクスやレーニンの言葉を引用しつつ、
 「無産階級が解放されるためには、まず宗教から解放されねばならない」
などと主張した。

  中国共産党もマルクス主義を行動の指針としており、
 「唯心主義には賛同できない。宗教を信仰してはならない」
ことは、基本的な思想であり組織としての大原則と論じた。

  朱副部長は、1940年に毛沢東が著した「新民主主義論」や1982年にトウ小平が発表した
 「わが国の社会主義時期の宗教問題についての基本観点と基本政策」
も引用した。

  毛沢東は
 「唯心論主義者や宗教信者と反帝国主義、反封建主義の統一戦線を築くのはよいが、唯心論や宗教に賛同することは絶対に認めない」
と主張。
 トウ小平は
 「わが党は宗教と信仰の自由化政策を主張する。
 もちろん、党員が自由に宗教を信仰してよいというわけではない。
 (党員以外の)一般国民の信仰を認めるもので、党員には適用されない」
と論じた。

  中国では最近、共産党員が宗教活動に参加したり、宗教の指導者と個人的に交流するなどの現象が増加している。
 共産党員に宗教が“解禁”されたとの見方や、党員が宗教を信仰することのよい面を列挙する主張もある。

  朱副部長は
 「宗教の信仰を否定する共産党の大原則は一貫している」、
 「党の各組織と多くの党員は、認識をはっきりとさせるべきだ。
 いかなる状況にあっても、(宗教を信じてはならないとの)原則は、まったくゆるぎない」
と論じた。


 あたりまえのことだ。
 無宗教を是とする集団として共産党が存在するわけである。
 もし、宗教を信じるなら離党すべきだろう。
 問題は離党すると粛清されて命の保証がなくなる、ということはあってはならない。
 在野しても生命等は保証されなければならない。
 離党することで既存権益を失うことはこれはしかたがない。
 宗教を選ぶか、ゼニを選ぶかの選択をしたのだから。
 宗教を容認しない組織が国の政治を動かすことがいいか悪いかは政治の仕組みの問題であって、共産党員が宗教を持ってはならないということとは別のことである。




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