2011年12月3日土曜日

2011年11月のWebブラウザー世界市場シェア

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● 2011年11月のWebブラウザー世界市場シェア(StatCounter調査)



日経新聞 [ITpro 2011年12月2日掲載]
http://www.nikkei.com/tech/personal/article/g=96958A9C93819499E2E0E2E2808DE2E0E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E7E2E6E0E2E3E2E2E0E2E2

Chromeが初めてFirefoxを抜き2位に、世界市場シェア調査

  Webアクセスの解析などを手がけるアイルランドのStatCounterは現地時間2011年12月1日、Webブラウザーの世界市場に関する調査結果を発表した。
 それによると11月は米Googleの「Chrome」が初めて米Mozillaの「Firefox」のシェアを上回り、2位に付けた。
 首位の座は米Microsoftの「Internet Explorer(IE)」が維持した。

 2011年11月におけるWebブラウザー使用のシェアは、IEが40.63%で2011年10月の40.18%から微増だったものの、2009年11月の56.57%からは減少傾向にある。
 Chromeは25.69%で前月の25.0%から増加し、2年前の4.66%に比べると大幅に伸びている。
 Firefoxは25.23%で、前月の26.39%から縮小した。
 2年前は32.21%だった。
 米Appleの「Safari」は5.92%で、前月の5.93%からほぼ横ばい、2年前の3.67%からは増加している。

 StatCounter最高経営責任者(CEO)のAodhan Cullen氏は
 「Chromeがこの調子で拡大すれば世界市場でIEの真のライバルになり、IEとChromeのし烈な競争が繰り広げられるだろう」
と予測している。

 米国に限って見た場合、IEのシェアは50.66%と過半数を占めている(2010年11月は50.24%)。
 Firefoxは20.09%(同26.75%)で2位を維持。
 Chromeは17.3%(同10.89%)で3位、Safariは10.76%(10.71%)で4位だった。
 Chromeだけがこの1年間で顕著な成長を示している。


 記憶によれば、「Chrome」は「Firefox」からgoogleに移籍した技術者が作ったもののはずである。
 だから、使い勝手が非常に似ている。
 私もこの2つを平行に走らせている。
 書き込みには「Firefox」を使い、検索には、「Chrome」を使っている。
 ちなみに検索では、この2つは順位の上下ははあってもほとんど同じ結果が出てくる。

 「Yahoo」はまるで違う結果が出る。
 これは、書き込みに「Firefox」を使っているためで、Yahooは書きこんでから相当の期間を置かないと検索の対象にしてくれない。
 「IE」もYahooと同じである。
 よってこの2つは使っていない。
 マイクロソフトをを使えばユーザーは過半になるのだろうが、以前からgoogleで作業していたために、ユーザーは1/3であり、上記の結果では1/4にまで減っているようである。

 つまり何を書いても述べても、ユーザーは1/4だと思えば、読者に迎合しないで好き勝手なことを言える。
 別に宣伝を入れるわけでもないので、読者層を広げる気もない。
 似非ヒューマニズムに迎合することもない。
 口先平和主義者になる必要もない。
 ただ、冷静に見たらどうなるか、ということだけを念頭においている。
 とはいうものの、人間であり個人であるかぎり偏ってしまうことは免れない。
 人が述べることはすべて「偏見」だとみなすのが、もっともベターであろう。
 マスメデイアのいうこととインターネットに書かれたことは意見であって、それ以上のものではない。
 それに左右されるのは、左右される方が悪い、と思っているのだが。


COMPUTERWORLD 2011年12月06日)

ピンチに陥ったモジラ、「Firefox」の意義をあらためて訴える
Firefoxがなぜ重要なのか説明する新しい広報映像を制作



 マーケット・シェアを失い、懐へ入るはずだった収益も米国Googleに奪われつつある中で、米国Mozillaが「Firefox」ユーザーの感情に訴えかけるアピールを試みている。
 Mozillaが公開したビデオ「The Mozilla Story」は、同組織のルーツがコミュニティ・プロジェクトにあり、非営利組織が運営するオープンソースWebブラウザとしての価値がFirefoxにはあることを説明している。
 技術的な詳細は省かれ、ユーザーの利益を第一とする理念についての一般的な話がビデオの主な内容だ。

 「われわれは利益を追求せず、愛するWebを守るために戦っている
と、ビデオのナレーターは語り、最後に寄付を求めるコメントが流れる。

 このところ、Firefoxはさまざまな問題に直面している。
 先週はWebリサーチ企業StatCounterが発表した資料から、GoogleのWebブラウザ「Chrome」がFirefoxのシェアを抜いたことが明らかになった。
 その一方で、Mozillaは11月に失効したGoogleとの検索照会提携を再度結ぼうと交渉を進めている、この提携が2010年に生み出した利益は1億50万ドルに上り、Mozillaの収入の約80%を占めた。
 2011年におけるMozillaの収入は、その98%がすべての検索サービスによるものであるため、寄付を募ったところで収益にはそれほど大きな影響は及ばないだろう。
 しかし、ユーザーの心を動かし、Firefoxの重要性を思い出してもらうことは決してむだな努力ではない。

 筆者は個人的に、非営利かつオープンソースであることの美徳を訴えるよりも、MozillaはFirefoxの利点に関してもう少し積極的に強調すべきだったのではと思う。
 ビデオでは、Firefoxの「Do Not Track」機能やモバイル・Webブラウザとしての特性、Webアプリケーションとの連携などが簡単に言及されていただけで、これらの詳細な解説はなかった。
 Firefoxが株主の利益に縛られていないことはわかったが、営利目的のWebブラウザがユーザーやインターネットの利益とならない具体的な例が欠けている。
 Mozillaが防ごうとしている最悪のシナリオが実現したらどうなるのかを、ビデオの中でより鮮明に描けば効果的だったのではないだろうか。
 AOLやCompuServeが幅をきかせていた時代のように、周りを囲い込まれた“閉鎖的なWeb”が復活しかねないことをユーザーに伝えるのだ。
 Mozillaはこれまでも、モバイル・プラットフォームがクローズドな一点集中型にシフトしている現状を指摘し、こうした問題を懸念する発言を再三行ってきた。
せっかくのPRビデオがこの手の議論に踏み込まなかったのは、まことに残念だと言わざるをえない。
(Jared Newman/PC World米国版)



japan.internet.com 2011年12月7日 16:30
http://japan.internet.com/webtech/20111207/8.html

 アイルランド StatCounter の世界 Web ブラウザ使用シェア調査によると、2011年11月に米国 Google の「Chrome」がとうとう米国 Mozilla の「Firefox」を抜いて2位になったそうだ。
 具体的な使用シェアは、Chrome が25.69%で Firefox が25.23%。
 1位は、引き続き米国 Microsoft の「Internet Explorer(IE)」で40.63%だった。


● StatCounter の調査結果

一方、米国 Net Applications の調査結果は若干異なる。1位がIE(52.64%)なのは同じだが、2位は Firefox(22.14%)、3位は Chrome(18.18%)と順位が入れ替わる。


● Net Applications の調査結果

 ただし Web ブラウザのバージョン別に集計すると、また違った結果が得られて興味深い。
 Net Applications のデータによると、1位が IE 8.0(28.20%)、2位が Chrome 15(14.58%)だった。
 Firefox で最も順位が高いのは、5位の Firefox 8.0(7.27%)。
 ちなみに Firefox 7 は5.22%で、かなり古い Firefox 3.6 の5.28%を下回った。
 また IE 9.0 は10.25%、IE 7.0 は5.28%あり、驚いたことに IE 6.0 はまだ8.03%もシェアを持っている。

 Chrome の使用シェアが競合 Web ブラウザと違って1つのバージョンに集中するのは、アップデート方法の違いにある。
 Google は Chrome で自動アップデートを採用しており、ユーザーに意識させず最新バージョンへ更新している。
 これに対し Microsoft と Mozilla は、最新バージョンへアップデートするのに何らかのユーザー操作が必要なのだ。

 いずれにしろ、IE が2位グループの Chrome / Firefox を引き離しているという全体像は変わらない。
 しかし、オープンソース団体 Eclipse Foundation のマーケティング担当ディレクタ、Ian Skerrett 氏は、1位 Firefox(37.7%)、2位 Chrome(32.6%)、3位 IE(20.8%)という全く違う数字を出している。
 同氏が Twitter に投稿したツイートによると、このデータは Eclipse Foundation に対する320万件のアクセス情報から導き出したという。


● Ian Skerrettのツイート




IT Pro 2011/12/16
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111216/376773/?top_npu

Chrome 15がIE8を抜いて首位に、世界Webブラウザー市場
鈴木 英子=ニューズフロント
2011年12月5~11日の世界Webブラウザー市場(StatCounter調査)



 Webアクセス解析などを手がけるアイルランドStatCounterは現地時間2011年12月15日、世界のWebブラウザー市場に関する調査結果を発表した。
 それによると、11月第4週に米Googleの「Chrome 15」が初めて米Microsoftの「Internet Explorer(IE)8」を抜き、バージョン別首位に立った。

 11月21~27日における世界のWebブラウザー使用状況は、
 Chrome 15がシェア23.6%で、IE8の23.5%をわずかに上回った。
 11月28日~12月4日はChrome 15が23.7%、IE8が23.1%。
 12月5~11日はChrome 15が24.6%、IE8が22.2%と推移している。

 StatCounter最高経営責任者(CEO)のAodhan Cullen氏によると、10月に入ってから週末にChrome 14とChrome 15がIE8を上回るようになったという。
 12月5~11日は初めてChrome 15の平日の使用率がIE8より高くなった。
 このことから同氏は、
 「ユーザーは週末に自宅でChromeを使うことを好むようだが、職場でもChromeの使用が広がり始めている
と分析している。

 国別で見ると、米国では依然としてIE8の人気が最も高く、12月5日~11日のシェアは27.0%。
 これに対してChrome 15のシェアは18.1%だった。
 ところが、英国では11月第2週以降、Chrome 15がIE8を上回り、12月5~11日のシェアはそれぞれ24.7%、21.1%となった。

 なお、全バージョンを合計した場合、11月の世界ブラウザー市場はIEが首位を維持し、Chromeが米Mozillaの「Firefox」を抜いて2位に付けている(関連記事)。







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