2011年12月14日水曜日

韓国社会は胸襟を開いて中韓関係を理解せよ

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  朝鮮日報より




サーチナニュース  2011/12/14(水) 11:38
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1214&f=politics_1214_006.shtml

韓国社会よ、貧しき中国漁師に同情を―人民日報系メディア

  中国・人民日報系メディアの環球時報は14日、中国漁船員による韓国海洋警察隊員殺傷事件に対する韓国世論の反応について、
 「漁師の行為を中国全体のアクションととらえてはならない」
とする社説を掲載した。

  社説はまず、事件の発生により韓国社会が「驚くべき屈辱感」を示し、
 警察隊員をガラスで刺してしまった漁師を「中国の軍人」扱いしているとし、
 「これは韓国に対する中国の態度を大きく見誤まるものだ」
と論じた。

  事件を起こした中国漁船について、事件の詳細はいまだ不明であると断ったうえで、
 仮に本当に「越界行為」があったとしても
 「傲慢な強盗ではなく、生計のためにギリギリのラインで操業するリスクを冒した」
に過ぎず、
 「中韓双方の社会が同情すべき漁師なのだ」
とした。

  中国近海で漁業資源が枯渇するなか、なけなしの資金を投じて公海に活路を見出そうとする漁師たちは
 「稼いで帰ってこなければなら」
ず、生活の為にリスクを冒す漁師たちに
 「中国政府の宣伝教育だけで漁業のルールや中韓漁業協定を厳守させることは容易ではない」
と理解を求めた。

  近年、韓国は「越界行為」をする漁船への処罰を厳しくしており、一部の中国人漁師は破産に追いやられたが、
 「韓国社会は漁師たちの悲しみを知る由もないだろう」
と論じた。
 そして、
 「海洋警察に対抗することが『おふざけ』ではないことぐらいみんな知っている。
 ほかの方法があればわざわざこんなやり方をすると思うか、韓国人に考えてもらいたい」
とした。

  また、中国の1人あたりGDPは韓国の1/5で
 「中国人は韓国人より貧し」
く、教育程度も韓国人には及ばないにもかかわらず、中国人漁師に対して
 「外交官同様の礼儀正しさを求めること」は
非現実的であると「韓国人ははっきり理解すべきだ」とも論じた。

  韓国社会は
 「中国は韓国の主権など気にすることなく、韓国に対する傲慢に満ちている。
 漁師の領海侵犯は、中国が韓国をはずかしめ、教育するために故意にやらせたものだ」
という仮説の檻に閉じ込められており、
 「世論はいつも両国間の摩擦を大きく取り上げ、漁師の行為を中国の国家的アクションと拡大解釈する」
と批判した。

  韓国世論が中国に対して偏った見方を持つ原因の1つとして、
 「中国大手メディアの韓国批判ではでは考えられないような言葉を使う」
ほどの、韓国メディアによる過激な中国批判の論調も挙げた。

  韓国社会の過激な反中意識に対して、中国社会はサッカーや芸術、製品など、韓国からやってくるものに好感を抱いており、米国との同盟関係も
 「思うところはあるものの、中国社会の友好的な態度には影響しない」
とした。

  インターネット上での嫌韓感情も
 「実は韓国の嫌中感情への反発なのだ」
韓国社会側に原因があると論じた。
 そして、韓国社会は胸襟を開いて中韓関係を理解し、今回のように
 「角を突き刺すような」過激な行動に出ないよう求めた。

  韓国は「自尊心のある国」としたうえで、自尊心が包含するものは
 「他人の困難を理解する」
ことであり
 「自身の感情のために他人に困難を強いる」
ことではないはずだと論じた。

  そして、
 「中国人は韓国人が誇り高き民族であることをとうに知っている。
 このような事件を通じて『侮辱は許さない』ことを示す必要はない」
として、冷静な態度による話し合いを通じて個々の事案を処理するよう韓国側に呼びかけた。


 すばらしい、かくも勝手な論理を作れるとは。
 一言もおわびがなく、
 「おまえら、こっちを理解しろ」
と強引に言い立てる。
 「理解出来ないオマエラが悪い」
ということのようである。

 漁船の無法を取り締まる気などはさらさらなく、ただ韓国が理解すればいいという。
 再発防止などどこふく風。
 中国漁民にもっとやれもっとやれ、とけしかけているようなもの。
 かわいそうな韓国。
 そこまで言われて手も出ず、足も出ず。
 でもこれだけ臆面もなく言えるならそれはそれですばらしい。
 白は黒くなり、赤は青にもなる。
 つまり、俺のいうことが正しい、他はすべて間違っているのだという。

 外交ベタの典型。
 裏返しの恫喝外交。
 これじゃ嫌がられるよな。
 中国というに国は、何をしても嫌がられる国のようである。
 友好などは欠片もないようだ。

 「ウン、そうだ、わかるわかる」

と納得するかね韓国国民よ。



asahi.com 2011年12月14日12時19分
http://www.asahi.com/international/update/1214/TKY201112140217.html

北京の韓国大使館に空気銃?撃ちこみ 中韓の対立深まる


●13日に金属製の玉が打ち込まれ、大きくひびが入った北京の韓国大使館の窓ガラス=関係者提供


 中国・北京の韓国大使館に13日午後、小さな金属製の玉が撃ち込まれ、窓ガラス1枚に大きなひびが入っていたことが分かった。
 同大使館や関係者の話によると、中国の警察当局が被害届を受けて捜査を始めた。
 けが人は出ていないが、中韓関係への影響は必至だ。

 韓国・仁川沖の黄海で12日、「違法操業」の中国漁船を拿捕(だほ)しようとした韓国海洋警察庁の職員が殺傷される事件がおきたばかり。
 韓国では対中感情が悪化し、中国でもこれに反発する声が出始めている。

 北京市北東部の大使館地区にある韓国大使館の周囲は14日午前、厳しい警備態勢が敷かれた。
 金属製の玉は空気銃で発射されたとの見方もある。
 関係者によると韓国側は、調査官の派遣も検討し始めた。




東亜日報 DECEMBER 14, 2011 07:14
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2011121486128

韓国海域では3日で満船、「EEZ規定?気にしない」

 中国漁民にとって、西海(ソヘ・黄海)の韓国側排他的経済水域(EEZ)は文字通りの黄金漁場だ。
 中国政府の傍観の下、中国の漁民が自国のEEZ内で乱獲を繰り返し、魚が根絶やしになったうえ、沿岸が汚染され、魚が生息できない状況になりつつあるためだ。
 一方、韓国側の漁場は最近数十年間、漁民が魚類を保護し、相対的に黄金漁場となった。
 そのうえ、中国が保有する漁船は約100万隻で、韓国の約7万隻の13倍を超える。
 数十キロメートル先に韓国側EEZがある西海で中国漁船の違法操業が絶えない理由がここにある。

●違法操業はどれほどか?

 韓中日の北東アジアの海域は、世界の4大黄金漁場の一つだ。
 しかし、中国漁船の1隻当たりの漁獲量は99年の50トンを頂点に減少を続けている。
 94年から14年間、漁船1万6600隻を減隻して魚類を保護した韓国は、莫大な減隻補償金を支給し、黄金漁場を回復させた。

 20年間、違法操業の取り締まりを務めてきたカン氏(51)は、
 「中国漁民が自国の海で十回漁をするよりも、韓国側EEZで一度違法操業をするほうが儲かることを知っている」
と話した。
 違法操業の中国漁船数百隻は「まさか捕まるものか」と考えて韓国の海に向かっている。

 中国統計年報(09年基準)が明らかにした中国漁船は104万隻だ。
 しかし、どれだけ多くの漁船が違法操業をしているのか具体的に把握されていない。
 しかし、この漁船の10%だけが韓国海域で違法操業をしても、その規模は10万隻を超える。
 韓国近海の漁船、遠洋漁船をすべて合わせても7万6974隻(10年基準)であることを考慮すれば、韓国の海で韓国よりも中国漁船がより多くの漁をしているという推定も可能だ。

●「目の前に利益があるのに誰が違法を気にするか」

 「EEZがなんですか。
 韓国の海に出港すれば3日で満船になって帰ってこられる。
 このような利益を置いて、国家の規定に気をつかう暇もない」

 中国国営の環球時報は最近、韓国の排他的経済水域(EEZ)での不法漁労で自国の漁民が韓国海洋警察にだ捕され逮捕されるケースが増えていると、山東省威海市栄成市の「中国北部の最大漁港」石島港を取材して報じた。

 同紙は、現地の漁民の中には、領海12カイリの外は公海とだけ知っていて、EEZについては知らず、なぜ自分たちが韓国の沿岸で漁ができないのか、韓国の海洋警察に逮捕されるのかを知らない人もいたと伝えた。

 同紙の報道は、不法漁労が問題になったことを受け、中国外交省の劉為民報道官が12日、
 「関連機関を通じて漁民教育を強化している」
と発表したことに反する。
 EEZを知っている多くの漁民は、
 「操業しているうちにEEZの境界線を知らずに越える」
と違法操業の事実を打ち明けている。

●中国政府の態度変化が切実

 中国漁船は、06年96万512隻、07年99万8458隻、08年103万9359隻、09年104万2395隻と毎年増加している。
 韓国が99年から中国に違法操業根絶策として漁船の減隻を要請したが、最近4年間で平均2,76%増加した。
 農林水産食品部関係者は、
 「中国側に減隻を要請しても、自分たちも統制できないと弁解だけ並べ立てる」
と話した。

 中国漁船の総トン数は、06年から4年間で4,32%ずつ増加している。
 エンジンの性能(馬力)は7,07%増えた。
 大型化、機動化しているのだ。
 中国政府は00年、(47万隻)漁船の減隻を実施したが、03年にはむしろ51万隻増加した。
 中国漁民が減隻の補償金を受け取った後、再び漁船を購入して無許可の操業をする悪循環の構造だ。
 無許可漁船は現代版海賊になりつつある。

 違法操業の深刻性を考慮して、海洋警察の人員、装備の補強の必要性も高まっている。
 担保金の引き上げのほか、処罰規定の強化などが切実だ。
 中国側に違法・無報告・無規制(IUU)漁業防止条約の順守を求め、国内の輸入を遮断する必要があるとする指摘も出ている。
 全南(チョンナム)大学海洋警察学科のチャンドクチョン教授は、
 「中国側に持続的な漁船減隻だけでなく、国際秩序の順守を求めなければならない」
と指摘した。




TBSニュース





ロケットニュース24 2011年12月15日
http://rocketnews24.com/2011/12/15/163633/

【火に油】韓国海洋警察官殺傷事件の中国メディアの言い訳がひどすぎると韓国がブチギレ

 12月12日に起きた中国船船長による韓国海洋警察官殺傷事件。

 この行為に対し、韓国では大規模なデモ在韓中国大使館前で国旗を燃やし、中国は中国で在中韓国大使館に銃弾が撃ち込まれると報じられるなど、民衆の抗議活動の応酬と化している。

 そんななか、中国の主要メディアに社説が掲載されたのだが、排他的経済水域での違法操業について
 「中国人は韓国人よりGDPが低いから」
 「中国近海だけじゃ食っていけない」
 「教育が行き届いていないんだからしょうがない」
ととんでもない言い訳のオンパレード。
 韓国側はこれにブチギレ、火に油状態になっている。

 びっくりするような言い訳を報じたのは中国の人民日報系のメディア「環球網」だ。
 
 社説によると

「中国の人口は世界一、近海の漁業資源は枯渇状態」
「漁師もなけなしの金をはたいて操業、生活がかかっており危険を冒すのは致し方ない」
「韓国の違法操業への高額罰金などの厳罰化が漁師を破産に追い込んでいる」
「大抵の中国人は韓国人より貧しい、教育水準も低く、漁民に外交官なみの礼儀を要求すること自体が無理な要求」
「むしろ漁師に同情すべき」
「中国人だって米韓同盟にはいろいろ言いたいことがあるが、それを理由に韓国ボイコットなんかしていない。それどころか友好的」

とあり、
 「教養のない漁師がやったことなんだから目をつぶれ、国同士の話にする必要はない」
ともとれる内容に韓国側はブチギレ。
 
韓国ネットユーザーは

「は? なんか関係あるの?」
「いくら貧しくても他の国から盗んで良いわけがない!」
「教育を受けていなければ殺人も許されるのか」
「海賊と同じだ」
「なぜ韓国に責任があるように言うの!?」
「中国人が侵入することで、韓国の漁師の漁業権・生存権を脅かしている」
「教育水準が低く礼儀が通じないなら実力行使だな」

など怒りに満ちたコメントが目立つ。
 
 だが、一方で、
 「過激すぎる抗議活動はどうかと思う」
と事態を冷静にとらえたい韓国ネットユーザーもいるようだ。

 今回の件は日本は直接関与していないが、対岸の火事というわけもいかない。
 事態がどう発展するのか注目したいところである。

参照元:朝鮮日報(韓国語)、環球網(中国語)






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