2011年12月28日水曜日

崖っぷちの任天堂:残された道はソフトメーカーへの転身のみ

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ロケットニュース24 2011年12月28日5 コメント
http://rocketnews24.com/2011/12/28/166929/

任天堂は20年以内にハードから撤退してソフトメーカーになる

 プライドの塊であり、裸の王様でもある任天堂帝国は、遅くとも20年以内にハードメーカーからソフトメーカーに成り下がると予想する。
 運よく当たった『ポケモン』を食いぶちにして生きていけるのもあと5~10年。
 もう終わりだ。
 ゲームオーバー。
 バッドエンド。

 任天堂本体も、自分自身がプライドと虚勢だけで生きていけるとは思っていない。
 しかし周囲(関係各社・消費者)には弱みを見せたくない。
 つまり、威張りながらも生き残る道を切り開くべく、行動していくことになるはずだ。

 そこでまずは、5年以内にモバイルゲームに参入するため、別会社を通してスマートフォンやブラウザゲームにゲームを提供するだろう。
 任天堂が直接参入することは、自社のハード以外でゲームを出すことになり、それは任天堂の「くだらないプライド」が許さない。
 なので別会社を通して、任天堂ゲームやキャラクターをモバイルゲームに出していくはずだ。

 次に、「WiiUやニンテンドー3DSとは違った新しい遊びをモバイルゲームで提供できると思ったのです」という言い訳をつけて、任天堂本体からモバイルゲームに参入していくと思われる。
 これは5~10年以内に実現されると予想する。

 そして最終的に、モバゲーやGREE、または新しいモバイルゲームの会社に任天堂のゲームを提供することになるだろう。
 その時点で、すでに任天堂はハードメーカーからソフトメーカーに成り下がっていると思われる。

 セガがハード開発から撤退したことがあったが、それは「成り下がり」とは言わない。
 セガは断腸の思いで最良の選択肢を選び、そして成功しているからだ。
 しかし任天堂はプライドの塊であり、古い考えの集合体でもあるから、完全にソフトメーカーとなるまで約20年の時間を要するだろう。
 グダグダ展開のあげく、ソフトメーカーになるのだ。

 ソニーやマイクロソフトと違って、任天堂は生粋のゲームメーカーであり、ハードメーカーである。
 それゆえ、ゲームで食っていけなくなれば、それは任天堂の死を意味する。
 もしプレイステーションやXboxがゲーム業界から撤退しても、ソニーとマイクロソフトはメーカーとして生きていく道がちゃんと残されている。

 任天堂はいま崖っぷちにいることを自覚したほうがいい。
 ここ数年は命がもったとしても、その先はない。
 今から10~20年先のことを考え、モバイルゲームのソフトメーカーにスマートに転身する計画を早期に立てたほうがいい。

Writer: IKA-X.


 「20年以内にハードから撤退」なんて悠長なことやっていたら任天堂はこの世から消えてなくなる。
 少なくとも向こう5年以内に軸足をソフトに置いていないと生きていけない。
 サムスンが何とかやっていられるのはアンドロイドという無償ソフトをグーグルが提供してくれているから。
 それがなかったら、サムスンは墓場行きになっている。
 言い換えると、サムスンは今にも切れそうな一本の糸にすがって目先に利益を最大に追求しているということである。
 足元はグラグラしている。
 任天堂も同じ。
 任天堂のほうがもう目の前に没落の影が忍び寄っている。




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